2010年10月26日火曜日

愛国心

連日、中国での反日デモの様子が報道されています。

日本製品のボイコットなどが声高に叫ばれていますが、

本当に日本製品をボイコットすることが、

中国国内の利益に繋がるのでしょうか?

なぜ、そう考えるのかというと、、

わが国にある色々なものを、身近にある様々なものを

見てみればわかるでしょう。

「MADE IN CHINA」

ってどれだけの製品に刻印されているでしょうか?

日本だけに関わらず、今や先進国の大半は

中国という大工場にかなり依存している事実があります。

ということは、多数の中国の労働者が、日本製の商品の作成に

関わっているということができます。

更に、昨今の報道で、中国人の電化製品の買い物客が

かなりマーケットの中で重要な位置を占めてきていると

言っています。

日本の経済は確かにかなり伸び悩み、喘いではいますが、

特定の商品においては、世界のトップを走っているはずです。

その商品をボイコットするのでしょうか?

人間は楽をしようとする生物です。

一度、全自動洗濯機を使ったら、元に戻ろうとは思わないでしょう。

炊飯器を使ったあとに、釜を使ってお米を炊く生活に後戻りできるでしょうか?

本当にボイコットを実現することは、不可能であることに気付いているはずです。


では、中国の若者の間では、一体何が起こっているというのでしょうか?

大きな要因の一つとしては、中国の経済、雇用状況があると思います。

とてつもない速度で中国の経済は成長を遂げました。

しかし、尋常ではない結果は、尋常ではない副産物を産み出しますし、

12億と言われる人民全てが、この好景気の恩恵を受けているわけではありません。

まだまだ貧富の格差は存在しますし、

国民の生活レベルのアベレージでいけば、

まだまだ充足している状態とは言えないでしょう。

要するに、先進国各国も雇用問題に頭を悩めていますが、

中国は更にその問題に直面していると言うことです。

経済面での不安、不満は、蓄積され、

特に若い労働力者達は自分達の将来が見えない不安に圧迫されていて、

その不安、不満が形となって噴出していると見てもいいのかなと思います。


ですが、経済状況、雇用状況が反日にどうやってつながるのでしょうか?

その点を報道ではなかなか論じていないように思います。

僕は、この件で、中国の教育について考えてみました。

1989年、悪名高い天安門事件がありました。

生徒の為に一言だけ解説を付け加えるならば、

中国で自由を求める運動を政府が軍隊を使って弾圧した事件。

犠牲者の数は定かではありませんが、

一説には千名を超える死者がでたとも言われます。

この事件は、中国に対しての各国の見方が

「やっぱり、先進国と比較して中国は遅れている。」

という、決定打になった事件でも有り、

実際、国際社会で批判を多大な批判を受け、

中国政府としても、かなりの痛手となったことは間違いないと思います。

さて、なぜここで「天安門事件」なのかというと、

その後の中国政府の教育に関わっていくからです。

自由を求める運動を弾圧した中国政府は、

民衆のパワーを恐れます。

そうなったとき、一党独裁、または独裁者のとる手段はほぼ同じです。

現在の北朝鮮もそうですし、戦時中の日本も同様であったように、

政府にとって、流すべきではない情報が世間に溢れそうになったとき、

「民衆の目を外敵にむけさせる」という手段がいつも用いられますね。

実際、中国の先生に配布される指導書では、

「南京大虐殺のことを説明して、日本に対する…」

とまぁ、対日、反日の意識をしっかり根付かせるようにと、

明記されているらしいですね。


何で日本ばっかり…なんて思ってはいけません。

日本はほんとに世界中で嫌われている国ですよ。

理由をあげると、

戦争に対しての謝罪を公式にしていないこと。

これは、戦争で亡くなった人や、ご遺族のことを考えたとき、

なかなか素直に謝罪することはできないということなんでしょうね。

謝るって事は、自分の非を認めることに成るわけですから、

うちのお祖父さんは、うちのお父さんは、うちの子は、

間違った戦争で死んだことになるのか!ってなってしまいます。

実際、間違っていたのですがね。

そんなこんなで「私人」としては何度も謝ってはいるのですが、

公式に各国に謝罪したという事実はありません。

「私人として」というのは、大臣であるのだけれど、

「あくまで私個人として」謝るってことですね。

やっぱり日本国としては謝ったことにはならないわけです。

これが一点。


さらに、感情面で想像すると。

多大な犠牲を生んだ戦争を巻き起こしたくせに、

日本は世界で第二位のリッチな国家になってしまったことでしょう。

スネ夫君ですからね、所謂。

アメリカに守られつつ、それでもお金持ちで、

新商品に目がなくて、ジャイアンに脅されると、

何でも言うことをきく…と。


それでも、日本は素晴らしい!

と、我々は世界に訴えていかなければいけないんです。

コピーばっかりやんか~、とか、

スネ夫君とか言われても、

我々は日本人です。しっかりとした自我をもたなければいけません。

世界は、それこそ国境を越えてグローバル化してきています。

そんな中で、日本は、日本人は、世界とうまくやっていかねばなりません。

日本人という自我と日本という、一つの家族の一員であることを意識しなければ。

愛国心というのは、何もそれを振りかざして、

相手を攻撃するようなものではありません。

日頃から、我々の世界だって、家族があって、

その外には様々なコミュニティがあるのですから。

大事なのは、意識。日本人であるという事。

帰るべき場所があるのだということを認識した上で、

世界に漕ぎ出していく時代が来たのだということです。


なんでこんな内容になったのかって…、

反日デモをやってる中国のお調子モノが、

日の丸に火をつけたうえで、踏みつけたりしてるでしょう。

あれは、我々の旗印であり、シンボルですよ。

一億三千万人近くいる日本人の象徴です。

それをあの馬鹿者どもは踏みつけてるわけです。

あれをやるなら、日本でやってみろってもんです。

あんな屈辱的行為はありません。

あまりに愚劣で卑怯な行為に腹が立つってもんです。

2010年10月22日金曜日

更新が停滞しております…。

最近、ブログ更新が滞り気味です。

引越しをしてから、ネット環境が変わったことが一番の理由です。

遅くに帰って、食事をすませてから、

さて…、と思ってPCに向かっていたのですが、

生活がさすがに激変しまして、現在に到っております(;´ρ`)


保護者の方もOBの人達の中にも見て下さる方がいらっしゃるので、

もうちょい頑張らなきゃいかんなぁと思っております。

どうぞ、お見捨てなきようお願いします。

2010年10月7日木曜日

今度こそ…!

何度も言っていますが、

無い方が良いに決まってます。


「ケツバット」 「体罰」

これらは暴力でしかありません。


何度も無くすと言ってきました。

でも、失くせていません。

時間と痛みの無駄。やった方もやられた方も嫌。


お互いしっかり約束事を守って、

「無駄」を無くしていきましょうね。

2010年10月6日水曜日

こういう事も教えなきゃいけませんねぇ。

先日、16歳の高校生男子が、

15歳の彼女を助けて惨殺されるという痛ましい事件が発生しました。


まずは、この勇気ある高校生に合掌。

それと、犯人の一日でも早い逮捕を望んでやみません。


…さて。

この英雄譚。

僕はこの高校生、判断を誤ったかなぁと思います。

気持ちはすごく解ります。彼女と一緒にいて、

彼女を守りたい、ヒロイックな精神もあったでしょう。

でも。

ナイフを持っている人間相手に、素手で挑むと言うのは…。

命はたった一つです。危険に身を晒してはいけませぬ。

正解は、

「助けて~!人殺し~!」と叫びながら人通りの多いほうに逃げる。

でしょうね。

とにかく、危険には近づかないように、

命を大事にするように。

これは生徒たちにも話をしようと思いました。